髪に艶がない事実を認めた

にしても君は、髪 艶がないねえ。異常だよ。「そう伝えられたの?」うん、実の彼氏にね。「最低。ふつー、女性に向かって、髪 艶がないとかさ、頭がおか」

やめて!「え?」そりゃ暴言を吐く男は、最低だと思うけど。あの人を悪く言われるのは、我慢出来ない。「ちょ、マジ?」どんなに駄目でも、ちゃらくとも、恋人やん。

「髪 艶がない原因は?」そりゃ…うちが普段全然お手入れせず、投げやりな事をやっちょるからよ。「申し訳がねーと、思わない訳?産んでくれた両親に対し」

いや、別に其処まで…。「髪 艶がないんは、罪よ。出来る予防をせず、怠ったが故に招く不幸。同じ女性として軽蔑するわ」えー…ちょ、あんまりじゃね?

「そー伝えられたんでしょ?」違うけど…?「似た様なものよ。さ、汚名返上すべく、レッツ・ヘアートリートメント!」何それ。

「一緒に美容を学ぼうよ!」既に分かるわ。「なら実践せい!」もう!さっきから、随分偉そうな事ばかり!ちょっとは落ち着き、優しく言ってよ!今日、何時もと違う。